
塾と家庭教師、どっちが成績が上がるのかしら・・。



塾と家庭教師ってどんな違いがあるのかしら・・・。
誰か分かりやすく教えてくれないかしら・・・。
そんな悩みをお持ちの皆さん。
今回は、家庭教師も塾も(教員も)どちらの経験も長い私が、失敗しない塾と家庭教師の選び方について解説します。
〈プロフィール〉
・小学校教員、家庭教師、塾、学童など様々な学校現場を経験。
・現在はその経験を活かして教育記事を執筆中。


1.結論
先に結論を言ってしまうと、
学校の勉強についていけていないお子さんなら家庭教師、学校の勉強についていけているお子さんなら家庭教師も塾どちらも向いています。
補習目的なら家庭教師、上位校への進学が目的ならどちらも可、と言い換えることもできます。
しかし、塾も家庭教師も長く経験している私は、個人的には目的が補習でも進学でもオンライン家庭教師を強くおすすめしています。
オンライン家庭教師を考えていなかった人はぜひこちらの記事も読んでみてください。
内部事情を知っている立場から、詳しくオンライン家庭教師について解説しています。


2.学校の勉強についていけていない子には家庭教師をおすすめする理由5選
1.塾は学校の延長だから


もちろん個別指導塾など例外はありますが、基本的には塾は学校の延長です。
学校の勉強についていけない、ということは、その延長である塾に行っても基本的には成績は上がりません。
学校と同じように、わかったふりしてわかっている子が答えるのを待つだけのパターンが多いです。
だったら、家庭教師でマンツーマンで教えてもらった方が効果は見込めます。
周りの目も気にならず、子どもも質問しやすいです。
また、先生も子どもの理解度を測りやすいので、子どもが自分から質問してこない場合でも、有効な手立てを打てる場合が多いです。
2.家庭教師だと子どもに合わせて授業を進めてくれるから


塾は学校の授業内容に沿ったカリキュラムで進めていきます。
たとえ子どもがわかっていなくともカリキュラムに合わせてぐんぐん進めていきます。
授業時間内で理解できなかった場合は、家か授業後に子どもが自分でなんとかしなきゃいけない場合が多いですが、学校の勉強についていけないお子さんがそんなことをできるとは思えません。
一方家庭教師は、子どもの理解度に合わせて柔軟に学習内容を変えてくれます。
わかるまで繰り返し、わかるまで待ってくれるケースが多いです。
3.勉強のやり方がわかり、学習習慣がつく


学校の勉強についていけないお子さんというのは、保護者の方が思っているより勉強の仕方がわかっていません。
- 答えを丸写ししたことがある
- テストまでの学習計画を立てられない
- わからない時どこを見たらいいかわかっていない
- わからなかった問題を解るようになるまで解き直さない
- 授業では無思考で黒板を視写する(もしくは写さない)
学力が低くて家庭教師に申し込むお子さんの9割はこの5つすべて当てはまります。
学校では知識は教えてくれますが、学習に向かう姿勢まで細かく教えてくれません。
塾も同様に、家庭学習にまで言及してきません。
一方家庭教師は、このような学習に向かう姿勢から育ててくれる場合が多いです。
普段使っている教科書やテキストをもとに、わからないときはどこを見ればいいか、テスト前までにどのテキストをどのように何回解けばいいか、など子どもと一緒に具体的に考えてくれます。
時間が経過するにつれて、家庭教師と一緒にできていた学習を、家庭教師がいなくとも一人でできるようになります。
こうなるとあとは学習量に比例して少しずつ成績が上がっていく場合が多いです。
4.アフターケアが充実している


家庭教師は子どもと先生の相性を重視していることがほとんどです。
先生との相性が悪い場合、無償ですぐに交換してくれます。
一方塾だと、相性が悪い場合「塾をやめる」しか選択肢がありません。
勉強が苦手なお子さんこそ、不安材料は少ないことに越したことはありませんので、アフターフォローの充実している家庭教師がおすすめです。
5.先生との心の距離が近い


子どもも親も先生との心の距離が近くなります。
家に来たり、2人の時間が長くなるので当然ですが、心の距離が近いというのは大きな効果をもたらします。
- 心の距離が近いと子ども(も親も)が質問しやすい
- 先生と保護者が協力して大きく成績を伸ばせることがある
- 勉強は好きではなくとも、「先生のために頑張る」という動機づけになる
私が家庭教師の時によくやっていたのは「お母さん!次のテストで社会が80点いったら◯◯君の欲しがっている漫画を1冊買ってあげてもいいですか」とご褒美で釣る作戦です。
子どもと保護者との相性がいい時にしかしませんが、この手が使えると5教科合計で平均50点は伸ばせました。
受講後3ヶ月のテストで5教科合計で150点伸びた子もいました・・・。
勉強を教える、という目的から考えると邪道ですが、「子どもの成績を伸ばしたい」を最優先に考えてくれる保護者は快く受け入れてくれました。
極端な例ですが、家庭教師だと心の距離が近いからこそ、自由な発想で成績を伸ばせることもあります。
3.学校の勉強についていける子は家庭教師でも塾でも伸びる理由
学校の勉強についていける、ということは
- 授業時間内に理解できるくらいには効率がよい
- わからない時は教科書や解説を見て自力解決できる
- わからないことを先生に質問できる
- 予習・復習の習慣があり、先延ばしせずに覚えられる
これらの特徴の複数に該当するはずです。
基本的な学習の仕方や学習習慣が身についているのでどっちを選んでも伸びる可能性が高いです。
こういう人たちには、通う手間がない家庭教師がおすすめですが、パソコンひとつで手軽に受講できるオンライン家庭教師がもっとおすすめです。
4.まとめ
学校の勉強についていけないなら家庭教師がおすすめ、という話をしてきました。
ここではあまり語れませんでしたが、全業種を経験した自分は、全国各地の実力ある先生から、破格の値段で教えてもらえるオンライン家庭教師が圧倒的におすすめです。
オンライン家庭教師業界は今、顧客を増やすために無料体験等のお得なサービスを展開しています。
試すには絶好の機会ですので、オンライン家庭教師も候補に加えることもおすすめです。




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