小学5年生の勉強についていけない子どもの特徴と対処法【親ができること】

小学校高学年になると、学習内容が難しくなり、中学受験や中学入学に向けての準備も必要になってきます。

しかし、子どもが勉強に興味を持たなかったり、やる気が出なかったりすると、親としてはどうしたらいいのか困ってしまいますよね。

そこで、この記事では、小5の勉強についていけない子どもの特徴や原因、そして対処法や勉強のコツを紹介します。

子どもの勉強に関する悩みを解決するヒントになれば幸いです。

〈プロフィール〉

・小学校教員、家庭教師、塾、学童など様々な学校現場を経験。

・現在はその経験を活かして教育記事を執筆中。

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目次

小5の勉強についていけない子どもの特徴

小5の勉強についていけない子どもは、以下のような特徴を持っていることが多いです。

集中力が低い

勉強を始めてもすぐに飽きてしまったり、他のことに気が散ってしまったりします。

机に向かっていても本当に勉強しているかどうかは怪しいです。

自己管理能力が低い

自分で計画を立てたり、時間を管理したりすることが苦手です。

宿題やテスト勉強を後回しにしたり、やり方や進め方がわからなくて放置したりします。

自信がない

自分の能力や成績に対して否定的な見方をしています。

自分はできないと思って諦めたり、失敗を恐れて挑戦しなかったりします。

反抗的な態度をとる

親や先生から勉強を促されると、イライラしたり、口答えしたりします。

勉強を強制されることに抵抗感反発心を持っています。

楽しいことに夢中になる

ゲームやスマホ、友達と遊ぶことなど、自分が楽しいと思うことには熱中します。

そしてそれらは、勉強よりも優先度が高くなってしまいます。

これらの特徴は、小5の勉強についていけない子どもだけでなく、他の学年や年齢層の子どもにも当てはまる場合があります。

しかし、小5は中学受験や中学入学という大きな節目を迎える前の重要な時期です。

この時期に勉強についていけなくなると、今後の学習や進路に影響が出る可能性があります。

小5の勉強についていけない原因

小5の勉強についていけなくなる原因は、人それぞれ異なりますが、大きく分けると以下の3つに分類できます。

学習環境の変化

小学校高学年になると、学習内容が難しくなり、理解力記憶力応用力などが求められます。

また、授業の進度も速くなり、自分で予習や復習をする必要が出てきます。

これらの変化に対応できないと、勉強についていけなくなります。

心理的な変化

小5は思春期の入り口にあたり、自我が芽生えたり、友達関係が複雑になったりします。

自分の気持ちや考えを表現したいと思う一方で、親や先生からの期待や指示に反発したりします。

また、自分と他人を比べてコンプレックスや劣等感を抱いたりします。

これらの変化によって、勉強に対するモチベーションや自信が低下します。

生活習慣の乱れ

小5はゲームやスマホなどのデジタル機器に興味を持ち始めます。

これらのものに夢中になると、勉強時間が減ったり、睡眠時間が不足したりします。

また、運動不足や食生活の乱れも影響します。

これらの生活習慣の乱れは、集中力や記憶力、判断力などの学習能力に悪影響を及ぼします。

小5の勉強についていけない子どもへの対処法【親ができること】

小5の勉強についていけない子どもへの対処法は、上記の原因に応じて異なりますが、親としてできることは以下のようなことです。

学習環境を整える

子どもが勉強しやすい環境を作ってあげましょう。

机や椅子は子どもの身体に合ったものを用意し、明るく静かで快適な空間を確保してあげてください。

また、教科書やノート、参考書などは整理整頓しておきましょう。

必要ならば、塾や家庭教師などの外部のサポートも利用すると良いでしょう。

塾や家庭教師は高くて敬遠している方もいるかもしれません。

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心理的なサポートをする

子どもが勉強に対して不安や苦手意識を持っている場合は、親として優しく励ましてあげてください。

また、子どもの頑張りや成果を認めて褒めてあげたり、子どもの気持ちや考えを聞いてあげましょう

子どもが反抗的な態度をとっても、感情的にならずに冷静に対話しましょう。

生活習慣を見直す

子どもがゲームやスマホなどに依存しないように、親としてルールを設定しましょう。

例えば、勉強時間や就寝時間を決めたり、一日の使用時間や使用場所を制限したりしましょう。

また、子どもが適度に運動したり、バランスの良い食事を摂ったりするように促しましょう。

これらの生活習慣は、子どもの体調や精神状態にも影響します。

小5の勉強のコツ

以下のような勉強のコツがあります。

お子さんに合うものがあれば幸いです。

自分の目標や理由を明確にする

勉強する目的や意味を自分で考えてみましょう。

例えば、中学受験や中学入学でどんなことがしたいか、どんな夢や将来があるかなどです。

自分の目標や理由が明確になると、勉強に対するモチベーションや意欲が高まります。

計画的に勉強する

毎日決まった時間に勉強する習慣をつけましょう。

また、一日や一週間の勉強計画を立てて、自分で管理しましょう。

計画的に勉強することで、効率的に学習内容を消化できます。

基礎を固める

小学校高学年の学習内容は、基礎的な知識や技能が必要です。

例えば、算数では計算力や文章題の解き方、国語では漢字や文法、理科では実験や観察などです。

基礎を固めることで、応用問題や難問題にも対応できます。

反復練習する

一度学んだことは忘れないように、反復練習しましょう。

例えば、教科書やノートの復習、過去問や模試の解答などです。

反復練習することで、記憶力や理解力が向上します。

楽しく勉強する

勉強は苦痛なものではありません。

自分が興味や好奇心を持てるように、楽しく勉強しましょう。

例えば、自分の好きなテーマやジャンルで調べ物をしたり、友達や家族とクイズやゲームをしたりなどです。

楽しく勉強することで、学びの幅や深さが広がります。

子どもが楽しく自主学習できるような記事も作成しています。

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まとめ

小5の勉強についていけない子どもは、学習環境や心理的な変化、生活習慣の乱れなどが原因で、集中力や自己管理能力、自信などが低下していることが多いです。

親としては、子どもに適切な学習環境や心理的なサポートを提供し、生活習慣を見直してあげましょう。

また、子どもに自分の目標や理由を明確にさせ、計画的に基礎を固めて反復練習し、楽しく勉強するコツを教えてあげましょう。

小5は中学受験や中学入学という大きな節目を迎える前の重要な時期です。

この時期に勉強についていけるようになると、今後の学習や進路にもプラスになります。

子どもの勉強に関する悩みを解決するヒントになれば幸いです。

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