この記事では、日本中の先生方がTwitterに投稿してくれた「ごんぎつね」の実践をまとめています。
先生方の実践から、板書や発問、単元構成など、学べることは無数にあります。
全国の先生方が楽しく自信をもって『ごんぎつね』の授業をするためのヒントが詰まっています。
ぜひ最後までご覧ください!
〈プロフィール〉
・小学校教員、家庭教師、塾、学童など様々な学校現場を経験。
・現在はその経験を活かして教育記事を執筆中。
板書例
国語授業の研究ノート先生の板書
板書例に加えて、ポイントまで明記してくれています。
初任で4年生もった時、このツイートに出会いたかった…!
ふむふむ先生の板書
単元の最後に、先生が「とても楽しかった」と振り返れる授業ができること、控えめに言って羨ましいです…!
沼田拓也先生の板書
【ごんと兵十の「ひとりぼっち」はどちらの方がさみしいか】という興味を惹かれるテーマで、ベン図を使ってまとめていく手法…。
本当に勉強になります。
いのうえゆきのぶ先生の板書
新美南吉さんの自筆の「権狐」の原稿では「権狐は、ぐつたりなつたままうれしくなりました。」でした。
ですが、教科書に採択(正確には鈴木三重吉主催の「赤い鳥」に掲載される時)に、今の文に修正されたようです。
修正前後で比較検討させる実践アイデア、とても魅力的です…!
実践例
大学生が考えた実践
ICT付き大学生が考えた小学校国語科模擬授業(5)
— 難波博孝 (@hirotakanamba) June 21, 2021
『ごんぎつね』(4年)
①登場人物の心の声プリントを作成する
②心情曲線にあらわす
※ この間に「兵十が知っていること知らないこと」をやる
③ごんと兵十のその後を考える
※ 夢の中の会話。これが物語冒頭へとつながる。 pic.twitter.com/HhTvofrt1G
「ゆめの会話」のように正解がないけど、本文を根拠に考える活動は子どもたち好きそうですね。
3枚目の「兵十が知っていることと知らないことを分ける」も物語の視点を考える上で参考になる実践ですね。
ヤッシー先生の実践
実践記録も多い教材なので追試になりますが
— ヤッシー (@84yame1000) April 29, 2020
「兵十は かけよってきました。」
の部分の読み取りが好きです。
何故「きました」なのだろう。
なぜ「は」なのだろう。
ここに、ごんと兵十との関係性が現れるので、じっくり議論します。
そして、他の物語の読みに繋げます。
morimori先生の実践
はやお先生の実践
去年受け持った学級で
— はやお (@hayaochan53) April 29, 2020
この「か」は上げるのか下げるのかという議論をしました。子どもたちなりの根拠が示されていたり説明に四苦八苦していたりで面白かったです。 pic.twitter.com/hhsfcMCTde
これらの実践のようにひらがな1文字の違いや言い方の違いに着目する国語の授業、個人的に大好きです。
エンジョイ先生の実践例
恥ずかしながら教員になるまでずっと「子」ぎつねだと思っていました…。
教材研究例
徒手空拳。先生の教材研究
先生方の教材研究ノートって本当に勉強になりますね…!
軽重の付け方や主発問、深めたい箇所など、自分の計画と比較検討しながら考えるためにも、とてもありがたい投稿ですね…。
国語授業の研究ノート先生の教材研究
解説されないと読み飛ばしてしまうレベル…!
ごんぎつねは注目すべき表現が無数にありますね。
単元計画例
「ごんぎつね」おまけ。
— ふむふむ/FmFm (@iskwtck0331) November 1, 2018
最初に立てた単元計画及び、これまでの子どもたちの学びの足跡。教室の横に掲示することで、これまでを振り返ったり、これからの学習が楽しみになったりします。周りは毎回の授業の板書を貼っていきます。 pic.twitter.com/yKXSv4ov0i
緻密でよく考えられた単元計画…。
参考になります。
豆知識
ごんぎつねには山場で幕を閉じる
言われてみれば確かに…!
子どもに話すと喜びそう…!
劇場版 ごん -GON THE LITTLE FOX-】
令和の導入って感じがして好き…!
学び終わった後に見ても楽しそう…!
天才的な続編
こんなに切ない続きを考えられる小学生、天才か…!
『手袋を買いに』との読み比べ
確かに読む順番で印象変わる子どもがいそうです…!
ごんぎつねの授業をする先生方におすすめアイテム
「ごんぎつね」全時間・全板書
研究授業の定番教材だからこそすでに書籍化されています。
先人の知恵を有効活用していきたいですね。
ごんぎつねのマスキングテープ
柄に気づいた子どもが大喜びするのが容易に想像できる…!
まとめ
自分の実践をまとめ、発信してくれる方々の存在は本当にありがたいですね…!
引用させてくださった先生方、本当にありがとうございました。
他にも4年生の先生方におすすめの本の紹介はこちら
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学校現場でのICTの活用例はこちら
もし興味がある記事がありましたらご覧ください。
この記事を読んでくださった先生方の「ごんぎつね」の授業が、楽しく実りある学習になることを願っております。
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