教員の時短勤務のメリットとデメリット、給与への影響は?

教員という職業は、子どもたちの教育や指導に携わるやりがいのある仕事ですが、同時に責任や負担も大きいものです。

特に、家庭や育児と両立することは容易ではありません。

そのため、教員の中には時短勤務を希望する人も少なくありません。

しかし、教員の時短勤務には、メリットだけでなくデメリットもあります。

また、時短勤務をすると、給与にどのような影響があるのでしょうか?

この記事では、教員の時短勤務について、その内容や条件、メリットとデメリット、給与への影響などを解説します。

〈プロフィール〉

・小学校教員、家庭教師、塾、学童など様々な学校現場を経験。

・現在はその経験を活かして教育記事を執筆中。

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目次

時短勤務とは何か?

時短勤務とは、一般的には、通常の労働時間よりも短く働くことを指します。

日本では、労働基準法によって、1日8時間、週40時間が原則とされています。

しかし、教員は特別な職業であり、労働基準法の適用外です。

そのため、教員の労働時間は学校や教育委員会によって決められており、学校や地域によって異なります。

一般的には、1日7時間30分から8時間30分程度が目安とされています。

教員が時短勤務をする場合は、学校や教育委員会と協議して、自分に合った働き方を選択する必要があります。

教員の時短勤務には大きく分けて2種類あります。

短時間授業制

1日あたりの授業数を減らすことで労働時間を短くする制度です。

例えば、1日6時間授業を担当していた場合、4時間授業に減らすことで2時間分労働時間を減らすことができます。

短時間出勤制

1週間あたりの出勤日数を減らすことで労働時間を短くする制度です。

例えば、週5日出勤していた場合、週3日出勤に減らすことで2日分労働時間を減らすことができます。

これらの制度はどちらも一定期間(通常は1年間)ごとに更新する必要があります。

また、どちらも申請する際には一定の条件を満たす必要があります。

例えば、子どもが小学校に入学するまで、介護や病気などのやむを得ない事情がある場合などです。

時短勤務の申請は、原則として前年度の10月末までに行う必要があります。

教員の時短勤務のメリット

教員の時短勤務には、以下のようなメリットがあります。

家庭や育児との両立がしやすくなる

時短勤務をすることで、子どもの送り迎えや家事などに時間を割くことができます。

また、子どもとのコミュニケーションや親子関係の向上にもつながります。

精神的な負担やストレスが軽減される

時短勤務をすることで、仕事量や責任が減ります

また、自分のペースで働くことができるため、心身ともにリフレッシュすることができます。

職場や同僚との関係が良好になる

時短勤務をすることで、自分の仕事に集中することができます。

また、他の教員や職員との協力や連携もスムーズになります。

さらに、自分の働き方を尊重してくれる職場や同僚との信頼関係も築くことができます。

教員の時短勤務のデメリット

教員の時短勤務には、以下のようなデメリットもあります。

給与が減少する

時短勤務をすることで、労働時間に応じて給与が減額されます。

具体的には、短時間授業制では授業数に応じて給与が減額され、短時間出勤制では出勤日数に応じて給与が減額されます。

給与の減額率は学校や地域によって異なりますが、一般的には10%から30%程度です。

職務内容や役割が変わる

時短勤務をすることで、自分が担当していた教科や学年、クラスなどが変更される可能性があります。

また、部活動や委員会活動などの課外活動や学校運営に関わる業務も減らされるか、他の教員に引き継がれることになります。

これらの変更は、自分の専門性やキャリア形成に影響を与える場合もあります。

子どもや保護者との関係が希薄になる

時短勤務をすることで、自分が担当していた子どもたちと接する機会が減ります

また、保護者会や懇談会などの行事に参加できない場合もあります。

これらのことは、子どもたちや保護者との信頼関係やコミュニケーションを損なう可能性があります。

教員の時短勤務が給与に与える影響

教員の時短勤務をすると、給与が減少することは前述しましたが、具体的にはどのような影響があるのでしょうか?

教員の給与は、基本給各種手当で構成されています

基本給は、教員の年齢や経験年数、学歴などによって決まります。

各種手当は、教員の職務内容や地域性、家族構成などによって決まります。

時短勤務をすると、基本給と各種手当の両方が減額されます。

基本給は、時短勤務の種類や割合に応じて減額されます。

例えば、短時間授業制で1日4時間授業を担当する場合は、基本給の60%を受け取ることになります。

短時間出勤制で週3日出勤する場合は、基本給の60%を受け取ることになります。

ただし、基本給の減額率は学校や地域によって異なる場合もあります。

各種手当は、時短勤務をすることで支給されなくなるものや減額されるものがあります。

例えば、以下のような手当が該当します。

職務手当

教員の職務内容や責任に応じて支給される手当です。

時短勤務をすると、職務内容や責任が変わるため、支給されなくなるか減額されます。

特別職手当

校長や教頭などの特別職に就いている教員に支給される手当です。

時短勤務をすると、特別職から外れるため、支給されなくなります。

課外活動手当

部活動や委員会活動などの課外活動に関わる教員に支給される手当です。

時短勤務をすると、課外活動に参加できないか減らされるため、支給されなくなるか減額されます。

地域手当

都市部や離島部などの特定の地域に赴任する教員に支給される手当です。

時短勤務をすると、地域手当の支給要件を満たさなくなる場合があります。

家族手当

配偶者や子どもなどの扶養家族がいる教員に支給される手当です。

時短勤務をすると、家族手当の支給要件を満たさなくなる場合があります。

以上のように、教員の時短勤務は、給与に大きな影響を与えます

時短勤務をする前には、自分の収入や生活費をしっかりと把握し、家計の見直しや節約などの対策を考える必要があります。


まとめ

この記事では、教員の時短勤務について、その内容や条件、メリットとデメリット、給与への影響などを解説しました。

教員の時短勤務は、家庭や育児との両立精神的な負担の軽減などのメリットがありますが、給与の減少職務内容の変更などのデメリットもあります。

時短勤務をするかどうかは、自分のライフスタイルやキャリアプランに合わせて慎重に判断する必要があります。

時短勤務をする場合は、学校や教育委員会と十分に相談し、自分にとって最適な働き方を選択しましょう!

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