【中1編】10分でできる自学のやりかた 完全版

中学生になると、学校の授業だけではなく、部活や塾、趣味など、忙しい毎日を送っている方も多いのではないでしょうか?

そんな中で、自宅での勉強時間を確保するのはなかなか難しいものです。

しかし、自宅での勉強は、学校での学習を定着させたり、テストや受験に向けての準備をしたりするのにとても重要です。

では、どうすれば効率的に自宅で勉強できるのでしょうか?

この記事では、中学1年生のための自宅学習の方法として、「10分でできる自学」というコンセプトをご紹介します。

この方法のメリットややり方、教科別の具体的な例、おすすめの教材などを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

〈プロフィール〉

・小学校教員、家庭教師、塾、学童など様々な学校現場を経験。

・現在はその経験を活かして教育記事を執筆中。

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目次

10分でできる自学とは

10分でできる自学とは、その名の通り、1日に10分だけ、自分の苦手な教科や単元に集中して取り組むことです。

10分という時間は、短すぎず長すぎず、人間の集中力が持続する最適な時間だと言われています。

また、10分なら、忙しい中でも空いた時間に気軽にできるというメリットもあり、毎日続けることで、徐々に学力を向上させることができる方法です。

10分でできる自学のメリット

10分でできる自学には、以下のようなメリットがあります。

集中力が高まる

前述したとおり、10分という時間は、人間の集中力が持続する最適な時間だと言われています。

長時間勉強すると、疲れや飽きが出てきて、集中力が低下してしまいます。

しかし、10分なら、短期的な目標を設定しやすく、集中力を切らさずに勉強することができます。

集中力が高まると、記憶力や理解力も向上します。

学習効果が高まる

10分でできる自学では、自分の苦手な教科や単元に集中して取り組みます。

苦手な部分を克服することで、学習効果が高まります。

また、10分でできる自学は、毎日続けることが大切です。

毎日続けることで、学習した内容が定着しやすくなります。

定期的に復習することも、学習効果を高めるために重要です。

学習習慣がつく

10分でできる自学は、忙しい中でも空いた時間に気軽にできるというメリットがあります。

10分なら、朝起きてから、学校の休み時間、帰宅後、寝る前など、自分の都合の良い時間に勉強することができます。

毎日決まった時間に勉強することで、学習習慣がつきます。

学習習慣がつくと、勉強することが自然なことになり、学力の向上にもつながります。

モチベーションが上がる

10分でできる自学では、短期的な目標を設定しやすく、達成感を味わいやすいです。

例えば、「今日はこの単元のこの問題を解く」「今日はこの単語を覚える」など、具体的で明確な目標を決めて、10分で達成することを目指します。

目標を達成すると、自信や満足感が生まれ、モチベーションが上がります。

モチベーションが上がると、勉強することが楽しくなり、さらに学力が向上します。

学びの楽しさを感じる

10分でできる自学では、自分の苦手な教科や単元に集中して取り組むと前述しました。

苦手な部分を克服することで、学びの楽しさを感じることができます。

学びの楽しさとは、自分の知らなかったことを知ること、自分のできなかったことができるようになること、自分の考えや感想を表現することなど、様々な形で現れます。

学びの楽しさを感じると、好奇心や探究心が湧き、さらに学びたいという気持ちが強くなります。

10分でできる自学のやり方

10分でできる自学のやり方は、以下のようなステップで進めます。

1.自分の苦手な教科や単元を見つける

まずは、自分の苦手な教科や単元を見つけることが大切です。

苦手な教科や単元を見つける方法としては、以下のようなものがあります。

・定期テストや模試の点数を分析する
・学校の授業や宿題でつまずいたところをメモする
・教科書やワークブックの内容を復習して、わからないところをチェックする
・自分の興味や関心のあるテーマに関連する教科や単元を選ぶ

自分の苦手な教科や単元を見つけたら、それをメモしておきます。

メモすることで、自分の学習状況を把握しやすくなります。

また、メモした教科や単元を優先的に10分でできる自学に取り組むことで、効果的に学力を向上させることができます。

2.10分で達成できる目標を設定する

次に、10分で達成できる目標を設定します。

目標を設定することで、学習の方向性や進度を明確にすることができます。

目標を設定するときのポイントは、以下のようなものがあります。

・目標は具体的で明確にする
・達成可能で挑戦的にする
・自分のやりたいことや興味に合わせる
・フィードバックや評価の方法を決める
・具体的で明確にする

目標は具体的で明確にする

目標は、具体的かつ明確にすることが大切です。

具体的で明確な目標とは、何をどのくらいやるか、いつまでにやるか、どうやってやるかなど、詳細に決めることです。

例えば、「今日は英語の単語を10個覚える」「今日は数学の割合の問題を5問解く」「今日は社会の地図を使って日本の都道府県を覚える」など、具体的で明確な目標です。

具体的で明確な目標を設定することで、学習の内容や範囲を限定し、集中力を高めることができます。

達成可能で挑戦的にする

目標は、達成可能で挑戦的にすることが大切です。

達成可能で挑戦的な目標とは、自分の能力や状況に合わせて、少し難しいけどできそうな目標です。

例えば、「今日は英語の単語を10個覚える」は、自分が英語が苦手なら挑戦的な目標ですが、自分が英語が得意なら簡単な目標です。

自分にとって適切な難易度の目標を設定することで、学習の効果や達成感を高めることができます。

自分のやりたいことや興味に合わせる

目標は、自分のやりたいことや興味に合わせることが大切です。

自分のやりたいことや興味に合わせた目標とは、自分が楽しくやりたいと思うことや、自分が知りたいと思うことに関する目標です。

例えば、「今日は英語の単語を10個覚える」は、自分が英語が好きならやりたいことや興味に合った目標ですが、自分が英語が嫌いならやりたくないことや興味がないことに関する目標です。

自分のやりたいことや興味に合わせた目標を設定することで、学習のモチベーションや楽しさを高めることができます。

フィードバックや評価の方法を決める

目標は、フィードバックや評価の方法を決めることが大切です。

フィードバックや評価の方法とは、自分が目標を達成したかどうか、どのくらいできたか、どうやってできたかなど、学習の成果や過程を確認する方法です。

例えば、「今日は英語の単語を10個覚える」の場合、フィードバックや評価の方法としては、「自分で単語テストをする」「教科書やワークブックの問題を解く」「単語カードやアプリを使って復習する」などがあります。

フィードバックや評価の方法を決めることで、学習の効果や改善点を把握することができます。

3.10分間集中して勉強する

目標を設定したら、10分間集中して勉強します。

10分間集中して勉強するときのポイントは、以下のようなものがあります。

・タイマーを使って時間を管理する
・周りの音や光などの気になるものを減らす
・自分に合った学習方法を選ぶ
・学習中に気になることはメモする
・タイマーを使って時間を管理する

勉強するときは、タイマーを使って時間を管理することが大切です。

タイマーを使って時間を管理することで、学習の開始と終了を明確にすることができます。

また、タイマーを見ることで、残りの時間を把握し、集中力を維持することができます。

タイマーは、スマートフォンや時計など、手元にあるものを使うことができます。

周りの音や光などの気になるものを減らす

10分間集中して勉強するときは、周りの音や光などの気になるものを減らすことが大切です。

周りの音や光などの気になるものは、学習に集中するのを妨げる要因になります。

例えば、テレビやラジオの音、スマートフォンやパソコンの通知音、窓から入る日差しや風などが気になるものです。

これらの気になるものを減らす方法としては、以下のようなものがあります。

・テレビやラジオなどの音源を消すか、音量を下げる
・スマートフォンやパソコンなどの通知機能をオフにするか、音量を下げる
・窓を閉めるか、カーテンを閉める

自分に合った学習方法を選ぶ

10分間集中して勉強するときは、自分に合った学習方法を選ぶことが大切です。

自分に合った学習方法とは、自分の学習スタイルや目的に応じて、効果的な学習方法を選ぶことです。

例えば、自分が視覚的なタイプなら、図や表、色やイラストなどを使って学習することが効果的です。

聴覚的なタイプなら、音声や音楽、歌やラップなどを使って学習することが効果的です。

体感的なタイプなら、動きや手触り、実験や体験などを使って学習することが効果的です。

自分に合った学習方法を選ぶことで、学習の効率や理解度を高めることができます。

学習中に気になることはメモする

10分間集中して勉強するときは、学習中に気になることはメモすることが大切です。

学習中に気になることとは、学習に関係ないことや、学習に関係あるけど今は答えられないことなど、学習に集中するのを邪魔することです。

例えば、「明日の予定は何だっけ?」「この単語の意味は何だっけ?」「この問題の解き方はどうだっけ?」などが気になることです。

これらの気になることは、メモしておいて、後で確認することにします。

メモすることで、気になることを一時的に忘れて、学習に集中することができます。

4.目標を達成したら自分をほめる

10分間集中して勉強したら、目標を達成したかどうか、フィードバックや評価の方法で確認します。

目標を達成したら、自分をほめることが大切です。

自分をほめることで、自信や満足感が生まれ、モチベーションが上がります。

自分をほめる方法としては、以下のようなものがあります。

・「やった!」「よくできた!」などと声に出して言う
・「10分でできる自学達成記録表」などにチェックやスタンプをつける
・「10分でできる自学達成証明書」などを作って自分に贈る
・好きなことやご褒美をする

「やった!」「よくできた!」などと声に出して言う

自分をほめる方法の一つは、「やった!」「よくできた!」などと声に出して言うことです。

声に出して言うことで、自分の感情や意志を強く表現することができます。

また、声に出して言うことで、自分の脳にもほめることを伝えることができます。

自分の脳にほめることを伝えると、脳内に「ドーパミン」という快楽物質が分泌されます。

ドーパミンが分泌されると、気分が良くなり、やる気が出ます。

「10分でできる自学達成記録表」などにチェックやスタンプをつける

自分をほめる方法の一つは、「10分でできる自学達成記録表」などにチェックやスタンプをつけることです。

「10分でできる自学達成記録表」は、自分が設定した目標や学習した内容、達成したかどうかなどを記録する表です。

チェックやスタンプをつけることで、自分の学習の成果や進歩を視覚的に確認することができます。

また、チェックやスタンプをつけることで、自分の努力や成長を認めることができます。

「10分でできる自学達成証明書」などを作って自分に贈る

他にも、「10分でできる自学達成証明書」などを作って自分に贈ることも有効です。

「10分でできる自学達成証明書」は、自分が10分でできる自学に取り組んだことを証明する書類です。

自分の名前や日付、目標や学習した内容、達成したことなどを書いて、自分で署名や押印をします。

自分に贈ることで、自分の学習の価値や意義を認めることができます。

好きなことやご褒美をする

好きなことやご褒美とは、自分が楽しいと思うことや、自分に対しての感謝や報酬として与えることです。

例えば、「好きな本を読む」「好きな音楽を聴く」「好きな食べ物を食べる」「好きな人と話す」などが好きなことやご褒美です。

好きなことやご褒美をすることで、自分の気分を明るくし、ストレスを解消することができます。

おわりに

この記事では、中学1年生のための自宅学習の方法として、「10分でできる自学」というコンセプトをご紹介しました。

10分でできる自学とは、1日に10分ずつ、自分の苦手な教科や単元に集中して取り組むことです。

この方法のメリットややり方、教科別の具体的な例、おすすめの教材などを紹介しました。

毎日続けることで、徐々に学力を向上させることができるでしょう。

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